自分は3つのPCでATOK2007を使っているので,辞書がシンクロしてくれるのはとても良いこと!
ATOKにはATOK Syncというインターネットディスクを使った辞書のオンラインシンクロサービスがあるのですが,
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ATOK.com:どこでも同じ入力環境を実現するATOK Sync
いかんせんインターネットディスク(ジャストシステム提供の有料オンラインストレージサービス)を経由しないといけないので,今まで使っておりませんでした.
しかし,単にWebDAV環境が用意できれば使えるらしいじゃないですか.
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究極に近づいているような気がするATOK2008 - SUPER BLOG.JP
リンク先ではFreeDAVという無料サービスを利用していますが,どうせ自宅サーバがあるならそっちを使えば良い!
ということでApache2上にWebDAVの設定をしました.
自宅サーバ上の適当な場所をファイル置き場にします.
で,httpd.confとかに設定.
Basic認証でuser/passwordが必要になるようにしておきます.
書き込み対象のディレクトリは適切な権限にしておいてください.(httpdのユーザーで書き込まれます)
Alias /atoksync /home/nacky/atoksync
<Location /atoksync>
DAV on
require valid-user
AuthType Basic
AuthName "my atoksync"
AuthUserFile /home/nacky/.htpasswd
</Location>
ATOK Syncは メニュー>辞書メンテナンス>ATOK Sync から起動できます.
初回起動時は説明画面が出て,その後いきなりアカウントを入力しろと出ますが,適当に1文字でも入れてOKを押せば,設定画面が開きます.
メニュー>サーバ設定一覧 からサーバを追加します.
設定名: (適当にわかるように名前をつける)
サーバURL: (サーバ名から入力.頭に http:// をつけても無視されます)
ユーザー名: (.htpasswdに設定したもの)
パスワード: (.htpasswdに設定したもの)
とりあえずSSLは不要かなーと思って今回はナシで.
(オレオレ証明書だった場合の挙動がどうなのか気になります)
以上の設定を行って実行してみると,あっさりと処理は完了.
他のPCでも同様に設定すると,内容がシンクロされ,更新されます.
(WebDAVサーバ側には udic20 というファイルができていました)
ATOK Sync自体はタスクスケジューラで定期的に実行できるようです.
リンクありがとうございます。
FreeのでやったときもSSLはうまく動作しませんでしたねぇ。
ATOK Syncは自宅と会社のPCの環境統一に欠かせないものになりました!
便利なものですよね!