ウェブ社会[本当の大変化]はこれから始まる
ここうさんとこ(ExTEND)経由で読んだ.
ムーアの法則に始まって,コンピュータが庶民の手におりてきて,さらに性能は進化して,表現力が高まると表現力を売りにしていた既存の文化権力は崩壊していくよねーという話.プラスしてそのあとに出てくる在野のプロの収入モデルとかについても言及.
文化の担い手がメディア産業に囲い込まれていた状況が変化するという予測はインターネットブームのころにもあって,何人かの作家や音楽家が出版を行なわず,web上に掲載をしていることもあった.けれどもそれらは全然何も起こさなかったような気がする.少なくともメディア産業の業界は何もかわらなかった.むしろ変わることを拒否したのかもしれない.
この状況を変えるのはカウンターとなる文化というよりは,世の中の非メディア産業,つまに世の中におけるメディア産業以外の全部,みたいな感覚なのかもしれない.商業的な世界では何度も起こってきた独占支配と新規参入と価格崩壊の流れに似てる.
しかしまだまだ下からのコンテンツ普及が当たり前になる感じはしてこない.ジワジワ来てはいるが,最後の部分で既存のメディア産業の力が入る(avexがo-zoneのCDにマイヤヒーのflash入れたりする感じ).また,逆に下からのコンテンツをメディア産業が引っ張り上げる形も積極化している(電車男とかもある種これかな).
どっちが良くてどっちが悪いという話ではなく,このまま行くとメディア産業は従来一緒に持っていた制作や編集の部分を失っていって,単純な出版社(というより印刷所とか,プレス工場)になっていくのかしら,という予測ができたりする.というかなかってほしい.メディア産業が単なる印刷所となれば,作品に対する価格がはっきりするからだ.これによってネットでのデジタル流通時の価格も決定してくる.また,制作・編集の部分がデジタル化,ネットワーク化することが容易になる(全体としての出版社に縛られなくなる).コンテンツの制作,流通は加速されて人々はより多くの情報にアクセスできる状態になる(取捨選択は大変になるけど).
上記に書いたことはこれから生まれるコンテンツについてのことだけど,そういえばファイル交換ソフトとかで行なわれていたことは既存のコンテンツに対するメディア代的価値の無化だったよなぁ,と思った.既に去年散々話されたことだけど.