頭の悪いパナシ 23 – 懐古主義でもいいんじゃない

10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の23回目です。

●青春時代に聴いた音楽の感動に、中々今聴いた音楽の感動が追いつかない話(→懐古主義)
●(DJをしていたり作曲をしているのなら)最新曲の曲を聴いていなければいけないのではないかという罪悪感
●秋葉原トラタワでbeatmaniaIIDX最新とComplete Mix 2が並んでいて百円しかなかったらComplete Mix 2をやってしまう
●最新ゲームの方が難易度もチュートリアルも非常にハードルが下がっているはずなのに、異常な高難易度・無説明でもファミコンゲームの方に惹かれる魔力

青春時代の感動が一番大きくて、その後があんまり感動しない感じがする問題。
これはもっといろいろ議論があると思いますが
「原体験」って言われることも多いですね。

それと、後から得た感動については、感動の理由を説明できるような素地ができているので、
理由なしに感動した「原体験」とは別のものになってるんじゃないかなぁと思います。

過去を知ることが、未来を創る

っていうのは、ある程度当たってると思うんですね。
過去がそのまんま未来につながるわけじゃなくて、
過去を知ることで得られた素地、知見が、未来を創る力になっていくということで。


(画像は、過去ですが、あんまり原体験ではないかもしれないな…)

最新を全部追いかけ続けるのは、疲れるんですよねw
だいたい全部追いかけようという時点で破綻してます。
人間の時間は誰にも1日24時間、1440秒しかないんですからね。

だから、最新のあたりを追っているのが好きな人で、
自分がそのアウトプットが好きだな、という人を追いかけるというのは
情報入力のフィルタリングとして、有用だと思います。

これが、その人を「フォローする」ってことなんでしょう。

そういう意味では、貴重な10分を使ってこの番組を聴いていただいて、
ありがとうございます。

Nintendo DSを買って一番遊んだのは、GBAのメトロイドでしたw
ああ、今だと3DSやWii Uでダウンロード版があるのかー

頭の悪いパナシ 21 – 成功しない物語こそリアル?

10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の21回目です。

●今日は映画・TVドラマ「サイタマノラッパー」の話
●第一回目を映画館で見てあまりのショックに続編を全てDVDしているのに全く観れていないDJ TECHNORCH
●夢を叶えようとして失敗する作品は「実につまらない」ことが多い(だから逆に夢を叶える作品は多い)、でもなんでこの映画はこんなに面白いんだ!!
●唯一のトラックメーカーTKD先輩がフラフラになりながらの「今日俺体調いいから…」がDJ TECHNORCHに刺さる!!
●あれ観ておきたいんだけど・観なきゃいけないと思ってるんだけど観てない映画

SRサイタマノラッパーの話から始まっているので、
ご存じない方は下記の予告だけでも見てみると「なーんとなく」…あれ、わからないな?w

映画 SR サイタマノラッパー 予告

TV東京 SRサイタマノラッパー#1 予告

どうやら2010年2月に映画を見に行っていたようです。

SR サイタマノラッパーを見てきた : Nacky – Snowland.net

東京スカイツリーが建設中で300m超えたぐらいのときだったみたい。
街中にはこんなステッカーが貼られていた。そういう時代だったなぁ。

ビジネス書なんか出してる「師匠」クラスの人がよく言っている
「絶対に成功する方法」
ってのがありまして、答えはカンタン。
「成功するまでやめない」
これだけ。

なんてね、カンタンに言いますけど、なかなか成功しないから諦めるんでしょう?
それでも続けろって、なんかブラック感ありませんか?w

でも、それがブラックじゃなくなるためには
「本人が望んでやっている」
ことが重要なんですね。

サイタマノラッパーの彼らも、
望んでやってるんですもんね…
(の割には「やろうぜ!」ばっかりでダセーんですよ、リアルなんですよ…)

ただ、自分が望んでいるように洗脳されちゃうと本気でブラックですね。
この話はいずれまた。

去年はテレビもほとんど見なかったし、話題の映画も見に行かなかったので、
紅白歌合戦でみんなが恋ダンスだなんだとやっているのが、まったくわかりませんでしたw
その点PPAPは良かったね。短い時間で伝わってくるし、YouTubeでお手軽だったから。

とかいいながらGHOST IN THE SHELLは見に行ったからなぁ、私にしてはめずらしく2回も。

SRサイタマノラッパー、amazonプライムビデオでも配信してるんですね。

成功する(?)ほうのラッパー映画はこっち

BUSINESSFUNK~ビジネスファンクがイイんだよ…

ある日、ふと気づくとBGMが、懐かしいような感じの音になっていたのです。
懐かしいと言っても人それぞれ。私にとっての「懐かしい」は80年代からの、
テクノポップから進化したような、それでいて打ち込み感のあるカチッとした、
ロック要素は排除されたような音楽。フュージョンともまた違うあの感じ…!

Silvanian Familiesが教えてくれました。
Datasetteというロンドンの人が、Business Funkというジャンルを提唱しているのだと。

Business Funk
↑直接mp3ダウンロードできます。

BUSINESSFUNK
MAXIMUM PERFORMANCE MUSIC
Compiled by Datashat from the libraries of KPM, Bruton, Rouge, DeWolfe, Chappell, and Atomosphere, 1978-1984

って書いてますね。

soundcloudに上がってるBusinessfunkのほうではbusinesscoreって呼び方もしていて
ちょっとブレてますが、名前的にはビジネスファンクのほうがいいですよね!

The very finest über-rare 80s Business-Presentation Funk (Businesscore), propulsive Science-Documentary Electro and Feel-Good Teletext Cheese. May cause mild grinning.

ううー、feel-good teletext cheeseのあたりの感覚がわからん…

新ジャンル「ビジネスファンク」がやばい件 – 納豆には卵を入れる派です。
結構前からあるんですねこのmix。こちらの解説によれば

テレビのニュースとか教育番組、ドキュメンタリーとかでBGMでかかっている量産型の音楽の中から、なんかブリブリした感じの打ち込み系のカッコイイやつを集めて「ビジネスファンク」と呼ぼうということらしいです。

こうなると自分でもビジネスファンクに類するモノを発掘したくなりますよね。

まずぱっと頭に浮かんだのは、1980年代のNHK教育のBGM。
将棋の時間とかのオープニング、平成に入って琴ベースの和風なものになる前の曲が、
すごいそれっぽかった記憶があるんだよなぁ。
(NHKアーカイヴスに行ったら見られないかしら…)

あと、月刊バスケットボール紙上で通販していた「高校バスケ熱戦ビデオ」の
冒頭ダイジェストのBGMもまた近い感じでした。
これは制作元のリアルタイムさんに飲み会で聞いたら「映像用の著作権が大丈夫なやつ」だそうで。
まさにライブラリ!

他は、つくば科学万博の音楽をやってたりしたテクノポップユニット「TPO」とか
ゲームミュージック各種なんかは近いのかなーと思ったんですが、
ファンク感が足りなかったですね。
ディーヴァのCDのほうなんかはそれっぽいところも一部あったりしましたが。

まずはビジネスファンク自体を広めて、ライブラリを広げていかないとなぁ。


↑あれ、コメント欄にBit Shifterがいるぞ…w

頭の悪いパナシ7 – どこからが完成?

10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の7回目です。

●曲の完成ってどうなったら完成なの?
●創作する人間は必ず陥る「(自分)天才病と凡才病」
●天才病の特効薬は「実家の**さん」

完璧を目指そうとすると、いつまでも完成しないという話は有名だと思うんですが、
Facebookの座右の銘とされる「Done is better than perfect」は、わかりますねぇ。
ザッカーバーグの名言は本物・偽物どっち? – Hagex-day info

1つを完了(あえて完成とは言わないことにしましょう)すると、
「こうすればよかった、ああすればよかった」という感情が生まれてきます。
それを、次の作に向けるためには、完了したものを完成したことにして、
さっさと外に出してしまうことだと思うんですね。

ここで完了、完成にしておかないで、また手を入れる方向にもどると
いつまでたっても完成になりません。
そうしているうちに「いつまでも完成できない自分」に嫌気がさしてきてしまって、
気持ちが落ちていきます…

じゃ、どこに完了・完成のレベルを持ってくるのかという話なんですが、
これがいつまでも決まらないんだなぁーw
仕事なんかで納品の仕様が決まっているなら、それが満たされていればOKなんですけども、
そうじゃない部分で、自らのこだわりをどこまで入れ込めるかとか、そういう領域は
本当に決まりません。

他人に見てもらう、実家の母に見てもらうというのは、
客観視して問題ないかどうかを確認する作業、
つまり、完成のレベルとして十分か、
利用者側として(最高ではないにしても)問題ないかどうかを確認する作業なのでしょう。

面白いのは、見せる(聞かせる)瞬間に自分の中ですべてが解決してしまうというところ。
つまり相手なんかいらないことになっちゃうのに、
でも相手が必要。

でもペッパー君とか対話ロボットに見せるのとは、まだ違う感じですねぇ…
人間であるという文脈が必要な感じ。

話題から外れますが、ペッパー君が同じことを繰り返し言ってきたりすると、
危ない感じがしてイイですよねw
あと電源を落としたときのペッパー君の姿な…

もしかしたら子供がペッパー君を見てるときの気持ちは、
ロボットという中身がわかっている大人が見るときとは、大きく違うのかもねぇ…

そう、自分がこう思った、認識したからといって、
周囲の人間も同じように思って認識しているとは限らないのですよね。
でも同じものを見た状況だけを前提に、同じものを理解しているとして話をしがち。

文脈のあるなしの話をしているのに、簡単に「認知行動療法」なんて言葉を使ってますね。
詳細はググっていただくとして、検索するとうつ病に対する効果がやたらと出てきます。
が、うつ病まで行ってなくても、そんなのまったく関係ないと思っていても、
認知行動療法で言われている「感情と行動の関係」を知っておくと、
悩みやストレスがすっきりとしてきます。

この本はやたらと気になるようで、私も4人にプレゼントしましたし、
購入した人も多い感じです(私視点)。

頭の悪いパナシ3 – ポンチャック話の補足

10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の3回目です
(昨日公開でした。水曜と土曜の夜に公開してる、はず)

●ソウル・ポンチャックの話
●アジアンな流行音楽はどれだけ流行ってても情報が追いつけない
●これが最先端だ!と思って買ったのに何年前の音楽?
●「日本では今どんなパラパラが流行っているの?」

ポンチャックを気にしている日本人の大半は電気GROOVEが紹介したイ・パクサがその原点だと思ってます。

なんでかって、amazonで「ポンチャック」を検索してもイ・パクサの他が全然出てこないから。

ポンチャックは古い、誰も聞いてない、の話は↓/コレ。2013年の記事。
なぜ韓国の若者に「ポンチャックの帝王 イ・パクサ」のことを聞くと露骨に困った顔をするのか | ロケットニュース24
↓こちらも聞けなかった話。2011年の記事。
韓国と言えば、ポンチャック – 四方宏明の“音楽世界旅行” [共産テクノ部]

韓国でのポンチャックCDの入手性については↓こちらの記事を参考にしたが、いざソウル市内となるとわからない。
韓国ソウルでトロット演歌のCDを買いたい。 – アジア 解決済 | 教えて!goo

↓この記述はかなり参考になる。ポンチャックはもはや絶滅危惧種であると。
「ポンチャック等韓国音楽について」 |韓国旅行口コミ掲示板「コネストコミュニティ」

最新!2016年2月時点での情報!これは信頼できるぞ!
韓国・ソウル~ポンチャックディスコを探して~ その2 – tabinote | たびのて

ということで↑こちらの情報を頼りに実際に行ってみました。

韓国(特にソウル)は2016年9月ぐらいからGoogleMapsがそこそこ使えるようになってました。
それまではNAVER地図とか韓国産アプリを入れないとダメだったみたいです。
ポケモンGo対策かなw
なにはともあれ手元のスマホでガイドしてくれるのは非常に助かります。

地下鉄を乗り継いで清涼里(チョンニャンニ)のポンチャックディスコへ…

たどり着いたのは夕方暗くなったぐらいの時間でしたが

やってねぇー!
それどころか看板が白くなってて最近営業してる感じもしません。

地下へ降りられるドアには張り紙が。

これ、一日二日ぐらいの臨時休業じゃないよね…

1Fはゲームセンターのようで、しかし静まりかえっていた…

近くにも「生演奏」「歌」と看板が出ている店がありましたが、ポンチャックというよりは緩い演歌的なものが聞こえてきていました。

でもビールと歌で時間2万ウォンという設定はこの手の営業のスタンダードのようです。

事前情報通り、周囲は飾り窓の風俗街。しかし再開発?でだいぶ無くなっているようです。

立ってるおばちゃんに話しかけてみますが、もちろん英語では通じません。日本語もダメです。
50~60歳ぐらいだろうからなぁ。

なお私の中で、高齢の方は日本語が話せる、の根拠として覚えてるのはYMOのSEOUL MUSICの最後の歌詞から。
Seoul Music – Seoul Music
「people over 46 speak Japanese」
80年に46歳だとして2016年には82歳だわ…

 

翌日、飛行機の時間までのダッシュで新設洞(シンソルドン)にあるソウル風物市場へ。

こういう雰囲気好きよー

建物に入ると早速軽快な音楽が流れています。そのまま音のする方向に行ってみると…ありました!

この、日本の演歌専門店みたいな雰囲気、わかりますか。CD/DVDだけじゃなく未だにカセットテープのエリアが広いのも良い。
言葉でコミュニケーションが取れなかったので、流れていたDVDとオススメの1枚を買いました。
今思えば「イ・パクサ!」と言えば良かったなぁ、というのは「パナシ」の通り。

買ってきたDVDはコレとは違いますが、同じステージセットで歌うやつでした。

途中のアレンジ感とか皆無。アドリブで色々やってしまうイ・パクサは本当にすげぇと逆に思わされます。

イ・パクサも既に62歳(のはず)。
しかし2014年や2011年の映像を見るとまだまだ元気な様子。

KBSにも出てます。

ポンチャックという用語よりもテクノトロットtechno trotという方が良いのかな?
一度生で体験してみたいものです…