事務所の電話回線はNTT東日本のひかり電話です。
使っているのはPR-S300SEで,物理的には2ポートの電話が取り付けられます。
iナンバーで5番号を引いていて,そのうち2つはFAXお知らせメールサービスに繋げているので実際には着信しません。
(独自スクリプトでお知らせメールが来たらFAX画像(tiff)を取得してメールで送ってくるようにしてあります)
となると残り3番号は音声通話ができないと困るわけで,それぞれ発信者番号もついてないと困るわけで,物理的に2個しか繋げないのに追加はどうするの,という話になります。
ソフトウェア電話で通話するのも良いのですが,慣れてないとみんな困りますし,PCやスマホを起動していないと使えないのが困りもの。あとスマホで使うのはちょっと不安定な印象もあり(イマドキ改善されているかもしれませんが)。
IP電話機はお気軽に導入するには高いです。
じゃぁそのへんの電話機を繋げられるようなアダプタを使えばいいじゃない,ということでGrandstream HT-702を導入しました。
パッケージを開梱してみると,GNUライセンスについての説明書きがあるだけで,マニュアルも何もなし。
ホームページからのpdfマニュアルでなんとかします。
■設定について
ひかり電話ルーターのほうでユーザーID/パスワードを設定しておきます。3番目の番号に0003というユーザーとpasswordを設定。
HT-702に繋いだ電話機から「***」(ガイダンスのあと)「02」とダイヤルすると,音声でHT-702のIPアドレスを教えてくれますので,そちらにアクセスしてIPアドレスとか色々設定。
ひかり電話ルーターで設定した内容から,3番目の番号がSIP User IDとなり,ID/passwrodはAuthenticate ID/Password欄に入力します。画面一番下のApplyで適用。
一旦再起動すると登録完了になっており,接続した電話機が使えるようになっていました。
結構お手軽に使えますね。
みんな慣れてきたら適当なAndroid端末を使えばいいんだろうけど,物理的な電話機があるのはなぜか安心します。