ノートPCをシャットダウンしようとしても勝手に起動する

Lenovo IdeaPad 5 15ALC05、シャットダウンしたと思ったらすぐにログオン画面に戻ってしまう症状。
デバイスマネージャを見たらAMD PSP 11.0なるデバイスにドライバが当たってない。そしてトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)に!マークがついている。
イベントログを見るとID 15が数回、最後にID 27が出ていて、TPMが使えない状態のようだ。

TPMのほうはTPM自体が開始されてないようで、BIOSで見ると有効になっているのにWindowsからは使えないという事態。
とりあえずAMD PSP 11.0のデバイスドライバはメーカーからダウンロードできたので適用。
ついでにBIOSもアップデート。その再起動の際にTPM関係のメッセージが出ていたのだが(メモしておけばよかった)、内容としてはCPUが変更されてTPMの中身が使えないからクリアしてやり直すかそのまま使うか選べ、というもの。
これをクリアしたらTPMは使えるようになった。

以上を適用して再起動症状は解消。
UEFI BIOSとかTPMとか出てくるとリモート対応は難しいし、電話越しの指示でも難しすぎるので現物が手元にないと困るやつでした。

TECLAST T40HD使用から故障まで

スマホの他にタブレットを持ち歩いております。
古くはGalaxyTabやらNexus7あたりから、その後サイズもアップして昨年まではHUAWEIのMediaPad M5 liteを使用してましたが、画面割れで動作も怪しく。

しかしSIMフリーのタブレットはなかなか良い機種が出てこない。仕方なく1月中旬にAmazonで中華タブレットに手を出してみました。
TECALSTのT40HDです。

そこそこ高精細だし動作も速い。照度センサーがないので画面の明るさがたまに気になるけど、セールで2万円切ってたし、まぁそんなもんかと。
SIMフリーに関してはSoftbank向け帯域が強く、docomo系とau系しか持ってない私の状況だとあんまり使えない感じでした。でもないよりマシぐらいには繋がっていた。

困った点は、画面回転を何度か繰り返すと最近のAndroidの画面端からスワイプして「戻る」のエリアが狭くなってしまうこと。横画面時の高さ(短編)が縦画面でも有効になったようなソフトウェア的な不具合。
あと照度センサーによる画面の明るさ調整がないので、暗闇でうるさかったり明るいところで暗くてこまったりしますが、まぁそんなでもないか。
他にはカバー付きケース連動機能のせいか、たまにゴーストタッチで画面が荒ぶってしまうことがあり、ちょっと昔に戻った気分になれました。良くない。

そんな中、半年弱使っておりましたが、ある日画面が真っ黒(バックライトは点いてる)状態になって操作ができなくなり、強制電源off。再度起動しても真っ暗。強制電源off。再度起動したら、起動。ということがあり、怪しさが増加。
思えばこのときにバックアップ取って中身も引き上げておけば良かった。
翌日、翌々日と同様のことがあって、また再起動しようと思ったら、もう全然起動しなくなってしまいました(バックライトは点いてる)。

サポートを求めたところ、よくある「リセットして十分充電して起動しろ」との答え。それでもダメ。
この機種はボリュームボタンの横にリセット用のピン穴があるのですが、そちらを押しても状況は変わらず。
さらにサポートからファームウェアのアップデートをしてみてほしいと来ましたが、ファームウェアは多分最新だったので、まぁこれはファームウェアが壊れたのでリカバリしろということだなぁと思い、実施。怪しげな中華ツールを別PCに入れてチャレンジ。
通常通りUSBケーブルを繋いだだけでは「USB MTPデバイス」として認識されます。しかしファームウェア転送ツールはCOMポートを期待しているようで動作せず。完全に死んだかと思いましたが、リセットボタン(ピン穴)を押してから再起動した直後だけはCOMポートが見えたので、その間に試したところ、無事にファームウェアの転送ができました。

その後起動したらT40HD_EEAとして機種が認識されるように。生き返った?

と思いきや、画面はやはり真っ黒(バックライトは点いてる)。
電源ボタンに反応してコチッと音が鳴るようになったので、内部的には動作しているようですが、おそらく初期画面なのでしょう、GoogleのFind My Deviceからは認識されておりませんでした。そりゃファームウェア転送したら初期状態か。さよなら各種アカウント。

ということでハードウェア故障が確定したのでサポートに修理交換を求めます。いっそ返品したいところですがさすがに半年も使ったので交換で。

サポートはamazonのwebチャットを介して文字ベースで行われました。シリアル番号や注文番号を送ったあと、返品(送料はこっち持ち)。機械翻訳したような日本語ですが十分わかります。
すぐに新しいタブレットが送られてきました。

再セットアップはGoogleアカウントに紐付いたバックアップ分で40%ぐらいはすんなり回復。でもLINEとか独自アカウント絡みのものはダメ。仕方ありません。
その後2週間ちょっと使ってますが、今のところ不具合はナシです。ゴーストタッチも無い、かな?そう思うとゴーストタッチ乱発のあたりから怪しかったのかもしれないです。
個体不具合であったと考えれば、まぁ出来の悪い物ではないと思いました。

ノートPCのBluetoothがいきなり死ぬ

HP Elite x2 G8というタブレットPCを使用しています。
突然Bluetoothが死にました。キーボードはUSB接続なので生きていますが、マウス(トラックボール)がBluetooth接続で、全然反応しません。電池が切れたかとも思いましたが、よくよく見るとWindows側でそもそもBluetoothが認識されていない。
デバイスマネージャーで見てみるとインテル(R)ワイヤレスBluetooth(R)にエラーが出ている。

対応方法は、完全にPCをシャットダウンしてから再起動する。
スタートボタン→電源ボタン→Shiftキーを押しながらシャットダウンor再起動

どうもIntel AX○○○のBluetoothはスリープからの復帰に失敗することがあるらしく、そうなるとソフトウェア的動作ではどうしようもないらしいです。いろいろ検索して読んだ結果を総合するとそんな感じ。
で、最近のWindows10/11のノートPCは再起動が完全再起動ではないので、そのへんの完全リセットも行われないため、Bluetoothが復帰しないままになってしまう。
ドライバ入れ直しとかも試しましたがダメだったわけです。

サンバーのブレーキパッド交換、ピストン戻し

昨年7月の車検の際にブレーキパッドが少なくなってきているので次は交換ですねと言われて数ヶ月、夏タイヤ→冬タイヤ交換時に見てみると、んー、まぁまだ行けるんじゃないか?ということでそのままに。そしてこの度冬タイヤ→夏タイヤ交換の際にようやく交換することにしました。パッドは事前に入手していた曙ブレーキ製。

関係ないですがローマ字でAKEBONOって書いてあるのを見ると、先日お亡くなりになった曙太郎さんが格闘家に転向した際にこのように表記されていたのを思い出します。

世の中の自動車整備系blogやらYouTubeやらを参考に進めます。ブレーキパッドを入れ替えたら、ブレーキキャリパーのピストンを戻すという作業があります。薄くなったパッドに合わせてせり出しているので、それを戻してやる。専用工具もあるようですが、古いブレーキパッドを当てつつ万力で戻してやりました。

フロント右は順調に終了。フロント左に取りかかりますが、ピストンが全然戻らない。
ブレーキを踏んでみると少しせり出してくれたので動きはするのですが、戻らない。
どうやらサビか何かで引っかかって戻らないようです。

ネットで調べてみると、ピストン固着はよくあるみたいです。さすがに13万km以上ノーメンテナンスだっただろうなぁということで、ブレーキキャリパーをバラすことに。といっても工具も交換パーツもないので注文して数日待ち。
ブレーキフルードを扱うので手が汚れないようにニトリル手袋も注文。

[PROMEDIX] ゴム手袋 使い捨て 作業用 ニトリル手袋 【食品衛生法適合品】 使い捨て手袋 耐油性 強伸縮 自動車整備 油仕事 DIY作業 塗装 (50枚入, M)
ブレーキブリーダー ブレーキフルード交換 【自動車整備士 監修】 ワンウェイバルブ 逆流防止弁 ブレーキオイル交換 ワンマンブリーダー オイル処理箱 逆止弁 エア抜き CLINER
SUBARU (スバル) 純正部品 シール キツト フロント デイスク ブレーキ 品番26297TC010
ブレーキフルードは最寄りのホームセンターに置いてあったTOYOTAのDOT3、0.5Lを用意。
他、ラインストッパー(ブレーキフルードホースの末端を抑えるクリップみたいなもの)も買ったのですが合わなくて使えなかったので、次はもうちょっとまともなのを買おう…

で、届いて作業を始めるのですが、手が汚れてるので写真ナシ。

下に受け皿を置いて、ブレーキフルードのホースを外したら、ストッパーで止めるのですが、他のblogを見ていてやっていたように、ラップと輪ゴムで対処できました。それでもゆっくり液体が出てきてしまうので、手早く作業。

ピストンは手では外れないので、木の棒を突っ込んでトンカチで押し出し。外してみると確かにサビのようなものが固着しておりました。ガリガリ削れるので軽く清掃。
純正シールキットの説明通り、ゴム部品にグリスを塗ってハメていきます。

ピストンが無事戻ったら、パッドをセット。エア抜き穴を緩めてブリーダーを接続、フルードの残量を見ながらブレーキペダルを何度か押してやって、ブリーダーのホースから空気が出て行くのを確認。エア抜き穴を閉め直しブリーダーを外す。フルードが減ったので補充。

無事に組み上がりましたので、車庫内でテスト。問題なさそう。
外の道路でも最初はゆっくり踏んでみてテスト。問題なし。

工具を買ったりでちょっと出費してしまいましたが、動作原理もわかって楽しくなってきましたね。
今回は左だけ交換しましたが、右のキャリパーも次のタイヤ交換時にやろうかな。

xfs上でrm -rfしてしまったものを復活させる

夜中に電話で起こされて何事かと思ったら「間違ってrm -rfしてしまいました」と。
対象ファイルシステムがxfsでして、extundeleteやext4magicが使えません。xfsでは諦めろ的なblogが多かったですが、Photorec/TestDiskというツールでなんとか回収できました。しかし欲しかった対象ファイルのうち3割ぐらいでしょうか…
残りは少し古いバックアップがあったので、合わせてみて、不足分は泣きを見ることにしてもらいました。

オープンソースで無料のファイル復元ソフト「PhotoRec」 – GIGAZINE
GIGAZINEの記事は2007年ですが、

Partition Recovery and File Undelete
配布元を見ると2024年でも更新されているし、XFSに対応している。
今回はLinux(CentOS Stream 9)でGUIなしの操作でしたので、コマンドラインだけで使えるツールであることは重要。

データ復旧ソフトと復元サービス(NAS対応)|復旧天使 公式
復旧天使という有償のもあるのですが、LinuxではGUIソフトのようで、今回はパス。

消しちゃったファイル群自体は200MBもないハズなのですが、対象パーティションが100GBあるので、最悪それぐらいの削除ファイルが復活される可能性があります。
ということで128GBのUSBメモリを用意して、fdiskでパーティションを切ってxfsにてフォーマット。回収ファイルの置き場とします。

回収ファイルと別領域のhomeに
testdisk-7.2.linux26-x86_64.tar.bz2 をダウンロードして、tar xjfで解凍、photorec_staticを起動すると、CUIでのメニュー操作が可能になります。
対象パーティションと書き込み先を指定して、あとは待つ。
回収先にはrecup_dir.XXXというディレクトリと共に、回収されたファイルが大量にできていきます。
ファイル名は回収されておらずランダムになっているので、あとは中身を見ながらリネームするなりしてぽちぽちと回収していくのです…

バックアップはこまめに、別領域、別媒体に取るべし、な…