NTTのひかり電話を使用中。
ルーターはPR-400NE。
こちらにSIP対応の電話機をつなぐとLANケーブルで接続して電話ができる。
今回はfanvilのc56という電話機を使用。
ルーター側でIP端末向けのユーザID/パスワードを設定してやる。
ユーザID毎に発信者番号を割り振ってやる。
内線3: 発信者番号 A: 着信 A,B
内線4: 発信者番号 B: 着信 A,B
といった具合。
これで2つの電話機にA番号B番号をそれぞれ割り振ってやることができた。
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しかし場合によってはA番号を割り当てた電話機からB番号で発信したいこともあるはず。
fanvil c56は2つのSIPアカウントを登録できて、dial peerという機能で切替ができるそうな。
同じユーザIDでは2台の電話機を登録できないので、内線5,6にそれぞれ発信者番号A,Bを振ってやって、電話機1では内線3,4を、電話機2では内線5,6を使う目論み。
しかしfanvil c56、2つ登録できるとは書いているが、PR-400NE側を見ると、最後にapplyしたほうのSIPアカウントしか有効になっていない!
dial peer機能により、
Number: 2T
destination: 0.0.0.2
port: 5600
Mode: SIP
Alias: del
Suffix: no suffix
Del Length: 1
と設定してやれば、20312345678とダイヤルしたときにSIP2アカウントから0312345678に発信するはずなのだが、SIP1が登録された状態だとSIP2が未登録状態になってしまうため、発信できない。
SIP2を登録した状態だときちんと発信できる(逆にこのときはSIP1への切替を書いても発信できない)。
…あれー。SIPアカウント2つ登録できるだけで同時接続はできないのかしら…?
でもそれだと切替もできないことになるよなぁ…
で、Voip – Advanced SettingsにLocal Portなる項目発見。
SIP1、SIP2ともに5060になっている…これじゃあポートがかぶって通信できないような!
ということでSIP1を5061、SIP2を5062に設定。
ほんでPR-400NEのほうを見ると、登録成功!
dial peerの1T(A番号発信)、2T(B番号発信)もちゃんと動きました。
これで、組み合わせ次第ではありますが、2回線2番号ぐらいならビジネスホンっぽいこともできますね。
asterisk立てなきゃならんかなーと覚悟してましたが、機器単体でできて良かった…。
ちなみに今回の電話機はコレ。2台使ってます。
アナログ用電話機を増設するだけならコレでもOK。別のひかり電話で3番号目の電話を置くのに使ってます。