10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の38回目です。
●大自然とはなにか
●人工整地「田んぼ」は大自然なのか
●山林はもはや自然のまま放置すると維持ができない
●イギリス誌で「悪の権化」として(例のポーズで)初競り写真が掲載されるすしざんまい社長
●食べ物がなくて降りてくる猿をエアガンで追っ払って「動物を管理する」立場と「可哀想と感じる」立場
●千数百年前に関西から関東に来たばかりの魚は「大自然の一部」なのか
Googleで「自然 定義」と検索してみたら
1.人手を加えない、物のありのままの状態・成行き。 「―の楽な姿勢」
2.この世のあらゆる物の総称。人間の社会から離れた立場で考えた(ありのままの)天地万物。 「―の境に遊ぶ」人間をも含めて、因果的必然の世界。物体界。
と出てきました(どこかの辞書なんだろうけど)。
2の意味だと、なんかいろいろ理解できますね。
1の意味で取ってると、「自然な田園風景」みたいにいろいろ違和感が出ますね。
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今回のパナシの疑問の根底には、なぜ自然(上記の1での意味)が礼賛されもてはやされ、
守られるべきものとされているのか、誰によって?なぜ?何のために?というあたりですね。
大きく考えれば(上記2の意味で)人間活動だって自然じゃないか、という反論は
もちろん可能ですが、あくまでも無意味化するための反論であって、
「なぜ」という疑問には答えてくれません。
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2017年の今だから、その前数十年を生きてきた私たちだから
「自然を守るべき」と考えているんでしょうか。
列島改造ブームの頃はどういう風潮だったんでしょうねぇ。
そこから公害問題が出てきて自然への回帰が叫ばれたような気はするんですけども。
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国内旅行での検疫については農水省のページを見るのが良いですね。
空港で規制についての文言は見かけるんだけど、まともに見たことはなかったな…
(そもそもイモも柑橘類の苗も持ち帰ることがないんですが)
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「昔は良かった、今は悪くなってる」という状況に対して
「じゃぁ昔に戻せば良くなるよね」という解決策と
「じゃぁ新しい形で良さを追求しようよ」という解決策と
どっちも解決策にはなるんでしょうけども、
後者の方が冒険を伴う(リスクがありそう)けれども、
社会の進歩・発展としては近い場合が多い気もするんですね。
もちろん前者を取ることが「英断」であった場合だってあります。
十分な議論、検証、そして最後の決断は、
一朝一夕に知識を得て判断できるようなものではないと思うんですね。
じゃぁどうやって決める?みたいな学問領域もあります↓
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