オヤジギャグが言いたいわけじゃない(言いたいけど)
「~です」「~でございます」と言えば済むところを
丁寧語のつもりか
「~になります」
と言っているのがイライラするのだ。
ファミレス敬語だ、正しい日本語だ、の議論があるのはわかるし、
時代と共に誤用が受け入れられていくのもわかっている。
自分が間違っていることもあるだろう。
でも現時点で、違和感があることは表明しておきたい。
「成ります」と変化の動作の意味を考えれば
適切かどうかすぐわかりそうなものだけれども。
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微妙なニュアンスもあるだろう。
アパートを探していたとして、
「この物件の最寄り駅はどこですか?」と聞かれたとき
「成増になります」
「成増です」「成増でございます」
どちらが妥当だろうか。
他の物件も探していて
「物件Aですと下赤塚ですが、物件Bですと成増になります」
だとすると、妥当性も出てくる気がする。
目的が物件Aから物件Bに変化するのに伴って、最寄り駅も変化したから。
ちょっとこじつけ感もあるが、そういうのは、まぁ、許容できる。
イライラするのは、明らかに動作も変化も伴わないもの。
「お待たせしました、こちらビールになります」
ビールに成ります……現段階ではまだビールではないのだろうか。
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■60年前に既に使われた「~になります」は正しい日本語なのか – 法と経済のジャーナル Asahi Judiciary
常に「これでいいのか」と考える姿勢は見習いたい。
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■Narimasu Station north 20160719 – 成増駅 – Wikipedia
すみませんさんざんネタにしてますが、成増は住んだことがありません。
たぶん降りたこともないな。
接客業に就ていた時、新人バイトに
「〜になります」
だと、変身しちゃうことになるから、
「〜です」
にしてね。って教育していました。
(ございます、ほど格式高い店ではなかった)
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