頭の悪いパナシ25 – 好きすぎてブラック化

10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の25回目です。

●好きなものだけ描き続けていれば無限に徹夜できる手塚治虫先生と対する1日7時間睡眠の水木しげる先生の比較
●片方の方向にみんなを合わせるともう片方がすごく困る
●生き方は揺れて当たり前なのかもしれない
●ワタミ式=本当に働くことが好きなら全時間それにエネルギーを注ぎこめて当然という考え
●DJ TECHNORCHには普通の人ができて当たり前のことすら出来ない領域と、ワタミ式が発揮できる領域の両面がある
●DJ ワタミ

好きで夢中になっちゃうと、とことんまで突き詰め始めますよね。
個人でやっているうちは良いのですが、
集団でやっているときに、会社としてやり始めたときに、
とことんまで突き詰めるのが当たり前になってくると
それについて行けない人は「なんてブラックなんだ…」って思い始めないでしょうか?

「好きならとことんできるでしょ!」
ワタミ式なんて言っちゃってますけど。

そこを、
好きをのばして認めて給与も能力評価で上げて、
かつやりすぎて健康を損ねないようにサポートしてくれる

まで、手厚く「活躍できる」ように制度化して

はて、何人が本当に活躍できるのかなぁ…

ましてや、「そういう制度がないと私は活躍できません!」
なんて社員に、上司は何も期待しないよなぁ…

「好きでとことんやってきました!」
という人は、起業家とか、個人でやっちゃってる人に多いんですかね。

逆に雇われの社員の人は、お金が入らない趣味領域でとことんやってしまうために、
割り切って仕事してる人もよく見る気がします。

お金を稼ぐことと「好き」を重ねることは理想的とも言われるけれども、
「とことんまでやってしまう」呪いもついてくるのかもしれません。


先日大阪に行ったときに、天満天神繁昌亭で上方落語を見てきました。
笑福亭鶴笑が師匠にむちゃくちゃ言われる話をまくらでしてまして、
頭の中ではこの話がかぶったんです。
「落語家になりたくて入門したんだから何でもやって当然」な雰囲気と
「好きでやってるんだからブラックでも耐えて当然」と、なんなんでしょうね。

ワタミと言えば、この本、持ってたんですが、
中古価格がいろいろ物語ってる気がしないでもないw

好きなことを仕事に系は自己啓発に寄るなぁ。
それも当然とは思うのです、なぜなら↓

↓好きで選んで進む自由には、逆に言うと選んじゃった責任が伴うわけで、
「あの人に好きなことを仕事にしろって言われたからやった、私は悪くない」
みたいな責任感の無いことは言えないわけですよね。
進んで動いて選択する、ということが伴ってこそ、「好きに没頭できる」面もあるんでしょうなぁ。

なので、起業、職業選択系の話はどうしても自己啓発に寄りがちなんですな。
誰がやっても黙ってラクして幸せになるような職業があったら、とっくに埋まってるハズだし、
そんな不公平な世の中あるか!と叩かれもしてるハズw

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