頭の悪いパナシ26 – ジャンル分化

10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の26回目です。

●ジャンル分けが多過ぎて何を聴いていいかわからない
●育ちがビートマニアのDJ TECHNORCHには「一曲一ジャンル」の明記が標準
●ジャンル内での「新しい」とジャンル外での「新しい」の意味が根本的に違う
●ジャンル内での「新しい」音質の変化と、ジャンル名が変わる程の「新しい」構造的変化
●メインストリーム・ジャンル内での最先端「エッジ」を追う人と、音楽的構造の「変化」を追う人は根本的に思想が違う
●メインストリーム・ジャンルのDJ用音楽はもしかして「日本刀」なのではないか?
●日本刀には「目的」がある、人を斬り殺せる、より簡単に斬り殺せるように洗練させ続けると、それが結果「美しさ」になる
●日本刀はDJ USEとしての目的がはっきりしているので楽曲の小節構造・音質構造が極端によく似たものになる
●但し日本刀の名刀同士の差異は日本刀の専門家同士でしか区別がつかなくなっていくことがある
●日本刀における最先端の名刀が欲しいのか?槍?それとも鋼で出来た猫の置物?
●ジャンル名がHOUSE 1.98から小数点バージョンアップデートでしてHOUSE 2.00になった瞬間にジャンル名がPROGRESSIVE HOUSE 1.00に変わる
●ジャンルミュージック・DJ USEの人と、そうではない人は同じ人間の中で移り変わる

YouTubeの紹介文はTECHNORCHが書いてるのですが、要点まとめになってないぐらい書いてあるなぁ今回w

たとえがたとえを呼んで、抽象的になっちゃってわかりにくい話かなーと思いつつも、
日本刀の話は、いいですよね…


(写真は2014年7月の仙台駅前)

私は大学浪人していて1995年を仙台で過ごしましたので、
そのときに当時の駅前VIVREに入っていたHMVにすげー通ってました。
それこそ週4ぐらいの勢い。
仙台VIVREは「さくら野」に変わり、今年の2月に無くなっちゃいましたね…

その後は上京して、大岡山から渋谷へ出て、渋谷HMVに行ってました。
なぜかタワレコ派ではなかった。
当時タワレコはクラブミュージックが棚分けされてなくて、探すのが大変だったのです。

あとは秋葉原の石丸SOFT ONE。
96年当時に91年とか90年とかのCDがそのまんま新品で売られていた。
CDの定価3,000円の時代でしたねぇ。

しかし、その後しばらく大学(のサークルという名の四角い卓)が忙しくなり
クラブからも音楽からも遠ざかっていたのですが、
それを引き戻したのがbeatmaniaだったのです。

今回の話題の影には「専門分化」と、
分化した後の仲間を見分ける「ムラ社会の言葉」みたいな
2つ3つのテーマが同居しているような気がします。

で、専門家になるのとオールラウンダーになるのと、どっちがいいのか?
人生どっちが楽しいのか、トクなのか?みたいな疑問が出てくるのですが、

「迷ってもいいから自分で選べ、どっちも無いよりマシだ」

が、今のところ私の結論です。

でも、こういうのってある程度突き詰めて始めてわかるのかもしれません。
だから最後に言ってる「いい意味で歳を取る」のは必要なのかもね。

頭の悪いパナシ26 – ジャンル分化」への1件のフィードバック

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