頭の悪いパナシ 83 – テクノウチ15年

● 今日はDJ TECHNORCHの新作「テクノウチ入門3種」についての告知・説明回
●「活動15周年」ということに関する感想
●999 Recordingsのリリースは既に19枚、一見さんには結構厳しい状態→入門盤へ
●活動継続中のアーティストがベスト盤を二回以上出すと、大半が同じ選曲のCDを出すことになる問題への解決策
→15年20年を総括し直すのではなく、5年分づつのまとめを追加で積み重ねていくスタイルへ
→活動20周年では是非テクノウチ入門 BEST SELECTION Ⅳ(2018〜2022)を出したい!というような積み重ね型への話
●Ⅰ番 黎明編を見て感じる「普通」への憧れ感の説明
●NEW EDITが何故必要で、それが何故黎明編に集中しているかの説明
●TCNCD005 STRAIGHTからジャケットイラストにアーティスト名とタイトルロゴが無くなった理由の説明
●Ⅲ番 未来編「すごいきもちいい」の少女についての人格背景への熱弁
→これは気持ち悪い語りですが、HELL SCAPER LAST ESCAPE REMIX 楽曲コメントから一貫して本当に伝えたい大切なこと
→未来編の手書きライナーノーツでも気持ち悪いぐらいの気合でこちらの話を熱弁してます。気持ち悪い話だとけどこれが一番大切なんです!
●みんなテクノウチ入門盤を、聴いてね!

ベスト版って、いいタイミングでいい感じに出してもらえると、
あとから入ってきた人にはありがたいですよね。

北島三郎 ベストとか吉幾三 ベストとか
探しただけでどんだけ出てるんだ!とw

んで適当に買ってみたらお目当ての曲が入ってなかったりとかね!

そんなわけでテクノウチもベストから入ってみると良いんではないかと。

テクノウチ入門 黎明編・復活編・未来編 BEST SELECTION – DJ TECHNORCH and 九十九音夢

頭の悪いパナシ 82 – CD屋の棚を記憶するぐらい通う

●浪人開始時に河合塾と自宅の間にディスクユニオンがあると「終わる」
●タワレコで1日5時間×1週間ぐらいかけて全CDをひっくり返してフロア全体のどこかに2枚ぐらいあるガバCDをウキウキで探してた高1
●ついに探し当てた最初のガバCD購入→なんか音ゲーと違う!(‘ᾥ’;)
●求めてるサウンド(ジュリアナ・テクノ)がどうやら渋谷HMVに数枚しかない→東京ブックオフ巡り
●十年前に流行った音楽こそブックオフに!大量に!激安(100円)である!
●名古屋に遠征DJしにいった時に行ったMEGAMIX RECORDSという宝の山

ジングル・告知ボイス:宇宙★海月
キャラクターアニメーション:ガしガし

私が仙台の河合塾文理(現在は河合塾に統合されたらしい)で浪人してたのは1995年でしたので、当時は駅前のVIVRE(さくら野になって今年閉店)にあったHMV、一番町のタワーレコードあたりでしたか。
アナログレコードは掘ってなかったので、CDメインでそのへんを回っていました。

その後1996年に上京して、秋葉原の石丸ソフトワン(とっくに閉店)は在庫が素晴らしく、1990年頃の、他の店ではとっくにメーカー返品していたようなCDがあったのです。しかも定価で。お財布に痛みを感じつつも何枚か買った覚えがあります。

で、1990年創業のブックオフの店舗が伸びていくのが90年代ですから、2000年ぐらいを境目にして私の購入先が中古シフトになっていくのです。
同時に新規リリースのCDを買う率が減り、アナログレコードを買うようになり(DJを始めたのが2000年ですので)、……

1990年代前半のリリース量だと、ジャンルを絞れば全部買うことも可能だったんだろうと思います。
そして自分の中に独自データベースが築かれていくという。
脳内に独自DBができているから、店の棚をなめ回すようなマネもできたわけですなぁ。

2000年代になると、相当絞らないと無理でしょうし、
私の興味もそっちには行かなかったんだなぁと、振り返って思います。

そして考えてみたら、今年は
「新規リリースのCDを発売を心待ちにして買った」というのが1枚もありませんでした!
中古で買ったCDは何枚かありますし、オンライン購入もあるんですけども。

↓これNON-STOP盤。当時の雰囲気を味わうにはとても良いと思います。

その他にも当時の盤をいくつか検索してみたけど、もはやamazonの中古にも並んでないんですね。
困ったね!

CentOSのコマンドラインから音楽を流す

自宅で仕事中にBGMをかけたいなー、と。

手元のPCでかければいいんですが、たまたまスピーカーが自宅サーバーの隣にあるし、
自宅サーバーといいつつDJ用のmp3が入ってるファイルサーバーなので
そっちのほうがライブラリが豊富。じゃあそのサーバー機で流せないかなー、と。

なお、会社ではTDKのBOOMBOXにChromecast Audioを繋げています。

自宅用にChromecast Audioを買っても良いんでしょうけど、注文しても届くまでの間は聞けない。
ふと自宅サーバーに使っているNEC Express5800 S70/SDを見てみるとオンボードでRealtek ALC262が乗ってる。
裏側を確認したらちゃんとLINE OUTがついてました。
じゃぁこれをスピーカーに繋いだらいいじゃない。

しばらく触ってなかったサーバーなのでyum updateするかーと思ったら、できない。
CentOS5だもんね…
これで解決: 古いLinuxでyumがYumRepo Errorで実行できない場合
これで解決。これはこれで後で入れ替えないとな。

とりあえず aplay hoge.wav してみると、サウンドカードが見つからないと言われる。
/etc/modprobe.conf を見てみると、どうやら認識はされている模様。はて。
あらためて system-config-soundcard を走らせてみても結果が変わっていないようですが、
rootでaplayしたら音が出ました。一般ユーザーから見えないのか。

% alsacard
pen error: No such file or directory
% su -
# alsacard
0
# aplay "all that matters(A)-louise.wav"
再生中 WAVE 'all that matters(A)-louise.wav' : Signed 16 bit Little Endian, レート 44100 Hz, ステレオ

で、調べたら、auidoグループに所属しているユーザーじゃないとダメなんですね。
Express5800/S70 タイプSD + CentOS 6.4で音を出す – コンピュータ/ソフトウェア関連Tips

# usermod -aG audio myusername
# reboot

念のため再起動(alsaのrestartでもよかったかもしれない)

Advanced Linux Sound Architecture – ArchWiki
あんまり必要のないユーザーをaudioグループに入れるな、ともありますが、まぁ使うのは自分一人だし。

そんなわけで無事に再生できた。mp3もOK。

% mpg123 "DRILL KING ANTHOLOGY-01-ドリルキング・アンセム(ドリルキング社歌).mp3"
High Performance MPEG 1.0/2.0/2.5 Audio Player for Layers 1, 2 and 3
version 1.20.1; written and copyright by Michael Hipp and others
free software (LGPL) without any warranty but with best wishes

Playing MPEG stream 1 of 1: DRILL KING ANTHOLOGY-01-ドリルキング・アンセム(ドリルキング社歌).mp3 ...

MPEG 1.0 layer III, 192 kbit/s, 44100 Hz joint-stereo
Title: ドリルキング・アンセム Artist: ドリルキング社歌
Comment: Album: DRILL KING ANTHOLOGY
Year: 1994 Genre: Unknown

いい感じです。
しかし毎度CLIでaplayやらmpg123やら打ち込むのは大変だし、プレイリスト機能もほしい。
こうなると適当なwebインターフェースとかを持ったプレーヤーが欲しくなりますね…
そういうのないのかな。

いやむしろChromecast Audioのエミュレーターみたいなのがあればいいのか。
cheapcastとかleapcastとかはあったみたいですが続いてないですね。

※追記
VLCにwebインターフェースがあるっぽいですね。さっすがー
Control VLC via a browser – VideoLAN Wiki


関係ないですが、amazonはFire Stickとかを推してるだけあって、Chromecastを売ってないんですねw

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Chromecast Audio
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頭の悪いパナシ26 – ジャンル分化

10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の26回目です。

●ジャンル分けが多過ぎて何を聴いていいかわからない
●育ちがビートマニアのDJ TECHNORCHには「一曲一ジャンル」の明記が標準
●ジャンル内での「新しい」とジャンル外での「新しい」の意味が根本的に違う
●ジャンル内での「新しい」音質の変化と、ジャンル名が変わる程の「新しい」構造的変化
●メインストリーム・ジャンル内での最先端「エッジ」を追う人と、音楽的構造の「変化」を追う人は根本的に思想が違う
●メインストリーム・ジャンルのDJ用音楽はもしかして「日本刀」なのではないか?
●日本刀には「目的」がある、人を斬り殺せる、より簡単に斬り殺せるように洗練させ続けると、それが結果「美しさ」になる
●日本刀はDJ USEとしての目的がはっきりしているので楽曲の小節構造・音質構造が極端によく似たものになる
●但し日本刀の名刀同士の差異は日本刀の専門家同士でしか区別がつかなくなっていくことがある
●日本刀における最先端の名刀が欲しいのか?槍?それとも鋼で出来た猫の置物?
●ジャンル名がHOUSE 1.98から小数点バージョンアップデートでしてHOUSE 2.00になった瞬間にジャンル名がPROGRESSIVE HOUSE 1.00に変わる
●ジャンルミュージック・DJ USEの人と、そうではない人は同じ人間の中で移り変わる

YouTubeの紹介文はTECHNORCHが書いてるのですが、要点まとめになってないぐらい書いてあるなぁ今回w

たとえがたとえを呼んで、抽象的になっちゃってわかりにくい話かなーと思いつつも、
日本刀の話は、いいですよね…


(写真は2014年7月の仙台駅前)

私は大学浪人していて1995年を仙台で過ごしましたので、
そのときに当時の駅前VIVREに入っていたHMVにすげー通ってました。
それこそ週4ぐらいの勢い。
仙台VIVREは「さくら野」に変わり、今年の2月に無くなっちゃいましたね…

その後は上京して、大岡山から渋谷へ出て、渋谷HMVに行ってました。
なぜかタワレコ派ではなかった。
当時タワレコはクラブミュージックが棚分けされてなくて、探すのが大変だったのです。

あとは秋葉原の石丸SOFT ONE。
96年当時に91年とか90年とかのCDがそのまんま新品で売られていた。
CDの定価3,000円の時代でしたねぇ。

しかし、その後しばらく大学(のサークルという名の四角い卓)が忙しくなり
クラブからも音楽からも遠ざかっていたのですが、
それを引き戻したのがbeatmaniaだったのです。

今回の話題の影には「専門分化」と、
分化した後の仲間を見分ける「ムラ社会の言葉」みたいな
2つ3つのテーマが同居しているような気がします。

で、専門家になるのとオールラウンダーになるのと、どっちがいいのか?
人生どっちが楽しいのか、トクなのか?みたいな疑問が出てくるのですが、

「迷ってもいいから自分で選べ、どっちも無いよりマシだ」

が、今のところ私の結論です。

でも、こういうのってある程度突き詰めて始めてわかるのかもしれません。
だから最後に言ってる「いい意味で歳を取る」のは必要なのかもね。

頭の悪いパナシ 24 – 俺にもできると真似たつもりが

10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の24回目です。

●今回は全部beatmania CompleteMIX2 (2000年)の話です
●DEPROGRAM MAN/DOCTOR SのANOTHER REMIXシリーズのあの衝撃
●影響されすぎて去年DJ TECHNORCHは「ANOTHER MIX」をリリース
●あらゆるジャンルにおいて「これなら僕にも出来る」と思わせる作品の大切さ
●でもやってみるとそう簡単にそうはならないという事実

※DJ TECHNORCH / ANOTHER MIX https://youtu.be/-3oWpCMQ1bc
※特にDJ TECHNORCHが驚愕したANOTHER MIXは「PARANOiA MAX/SUPER HIGHWAY/CRYMSON/HELL SCAPER等…」
※DJの歴史本 「そして、みんなクレイジーになっていく―DJは世界のエンターテインメントを支配する神になった」 https://www.amazon.co.jp/dp/4938456648/
※世界最初のハウス Jesse Saunders / On & On https://youtu.be/Z-sspvjxMo0
※これなら僕にも出来ると思わせるハードコア RTS / POING https://youtu.be/77vEjgjQRe4
※オタク系ガバの誕生 The Shapeshifter / We Love Lum https://youtu.be/M6rKm7nXj7I

五鍵を推進する運動と護憲運動をかけた同人誌はDDR残侠会から出てました。
護憲運動って言ってたのは町田メガネさんですね。秀逸です。

3:18くらいからの「当時、インターネットで席巻していたリミックス、アナザーを作りました」のあたり、
なんか違和感がありますねw
…あとはご想像にお任せします。

荒削りで大ざっぱに見えるけど、実は繊細に組み立てられていたbeatmania初代(~7thまで)の楽曲、
どれも未だに好きですねぇ。

あの荒削り感が、「俺にもできるよ!今度やってみるね!」といろんな人を
(作曲のみならず多方面に)動かしたかと思うと
なんだか偉大な存在だった気がします。

音ゲーに限らず、たまにそういうの、あると思うんだよね。

(脱線)
beatmaniaはDJという概念にもかかわらず鍵盤を叩く、そのへんが「ニセモノじゃん」感があったのですが、
beatmania以前に、the prodigyのLiamがライブステージで、キーボードでキックを叩いているシーンを見ていて、
まぁ別になんでもいいんじゃなーい、と思っていたのが、beatmaniaを肯定する材料だったかな…

(さらに脱線)
キーボードでドラムを叩くといえばdommuneでの小室哲哉!流血してまでやってましたね。すごかった。

スマホ向け一鍵盤ゲームとして猛烈にオススメしたいのが、Steve ReichのClapping Musicです。

Steve Reich’s Clapping Music » Improve your rhythm by learning how to perform Steve Reich’s Clapping Music.

題名のない音楽会のジングルにも使われてるあの曲ですよ!
iOS用しかないのががっかりですが、やってみる価値はあります。