10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の35回目です。
●「パソコンが詳しい」ということの認識への激しいズレ
●OS/ネットワークのプロにExcelのマクロを頼む
●作曲プログラミングの音楽講座では作曲への情熱よりも作曲プログラミングへの情熱が半端じゃない人達が集まる
●「コピーバンドしようぜ」→ギターエフェクターマニアになる人
●ある世界の大分野における下位全ジャンルのプロはおらず、凹凸がある
●「DTMに詳しい人はパソコンに詳しい」という謎の幻想
●私達は言葉の響きに引っ張られて大体勘違いしたまま会話する
●「ネットワーク・ポート開放なんてググったらそのまま書いてあるじゃん」→「そんなの見てもわからないよ」というお互いの勘違い
●「音楽に詳しい」「パソコンに詳しい」「マンガに詳しい」更には「オタク」という漠然とした言葉への思い込み
●Nackyさんが起こしていた「圧倒的に時期が早かった(2003年)」リアルタイム配信(VJスクリーンへのコメント反映式)のクラブイベント
リアルタイム配信イベントは「Re:(response)」ですね。今はもうサイトがない。
動画ストリーミング配信とIRCチャットの組み合わせで、
クラブの外とも相互にコミュニケーションしようというコンセプトのイベントでした。
まだYouTubeもUstreamもニコニコ動画も無かった時代です。
当然ながら、イベントをする側も、イベントを楽しむ側も、
それ相応のITリテラシーが求められました。
当時は2chでflash職人や、クラブ板からムネオハウスが出てきたり、
P2Pのファイル交換ソフトもたくさんあって、
なんか自然にみんなITリテラシーを身につけていたような気もします。(欲望のエンジンで)
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プログラマーは、確かにコンピューターに詳しそうに見えるけど、
ハードウェアは知らなかったり、
自分のプログラムじゃない、WordやExcelは全然ダメだったりします。
PhotoshopとかAdobe製品はもう全然違う世界。
でもプログラマーだからパソコン詳しいでしょ?Excelの操作教えてーって言われたりする。
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DTMやってる人はパソコンが必須、パソコンに詳しいはず
だって自分がDTMやっててパソコン詳しいから。
と思い込んでいるので、「あれ?テクノウチさんそれわかんないの?」ってね
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だからといって、「わからない」を言うことを躊躇しないで欲しいんですね。
だって私は「わかってるもんだ」って思ってるから。
「わかんないんですよ」「ええー意外!」というやりとりは発生するでしょうけど、
だったらそれなりに話しますから。
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私たちは、みーんな、「完璧じゃない」んですね。
自分だってこんなに不完全(むしろ抜けありまくり)なんだから、
同じ人間、相手だってどっかしら不完全ですわな。