[OpenVPN] fragmentに注意

私の回りでCentOSを使っているところはぼちぼちCentOS7に移行してきてまして
OpenVPNを入れたら昔通りconfigを書いても繋がらない状況に。

具体的には、接続は確立するけどpingが失敗する。
ログを見ていたら
FRAG_IN error flags=0xfa2a187b: FRAG_TEST not implemented
なんてメッセージが出てる。

FRAG……fragment!!

そういえばサーバー側は特に具体的にmtuを書いてなかった。
一方でconfigは

fragment 1280
mssfix

なんて設定が書いてある(たぶんどっか西日本で使った名残か?)
両者で合わせないといけない部分が違ってた。

とりあえず今回は設定を外して運用。

しばらく使ってみて遅く感じるようなら、
改めてserverとclient両方に上記を追加する。

CentOS6にFML8でメーリングリスト

いろいろコラボレーションツールとかありますが、根強い人気のメーリングリスト。
みんなが使い慣れたインターフェースで、スマホにも届くし、
新しいことを覚えなくていいので、使いたいご要望をよくいただきます。

しかしMLは使いたくてもMLの管理はみんなやりたがらない。
コマンドメール送ってねといってもやらない。
今回の目的は、メンバー全員に届く&返信も全員にできる、ぐらいですからね。

そんなわけで久々にCentOS6にFML8を導入しました。他はpostfixとapacheです。

■ポイント
・perlのモジュール揃える
・CGI動かすのに苦労、suexec配下なのとmod_perlじゃダメ

■インストール
本家の説明の通り。
この時点でアレが足りないとか言われたらyumでインストールする。

■バーチャルドメイン
makefml newdomain example.net するのを忘れない
virtual_alias_mapsの指定を忘れない

■管理用webインターフェース(CGI)を使う
SuEXECでfmlユーザーが動かないといけないのでそのようにする。
/home/fml/public_html/cgi-bin/以下略~となるので
http://example.com/~fml/cgi-bin/以下略~と動かす。
表向きのドメインにUserDirが見えるのもなんだかなーということでfmlだけ使えるようにする
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WordPress上でAPCのエラー→メモリ調整

そんな爆発的な数のアクセスを裁くわけでもなしー、と、さくらのVPSを使ってデフォルト適当に動かしていたところ、一部WordpressサイトでAPCのメモリ不足だとエラーが出まくる。
「Unable To Allocate Memory For Pool」
こりゃ調整しないといけない。

apc.phpを眺めつつ、たぶんプラグイン入れまくりで何かあるよなーと思うもWPはWPで対処するとして別件に。
サーバー設定としては単純にAPCのメモリ割当量を増やせば解決!というわけにもいかないので、そもそものメモリ割当量が多すぎなんじゃないのかということで調整。
CentOS6、メインメモリ2GB。

/etc/php.d/apc.ini
apc.shm_size = 128M
apc.mmap_file_mask=/dev/zero

php および APC の設定を行う | レンタルサーバー・自宅サーバー設定・構築のヒント
メモリ2GBなので128MBに。1GBで64M、512MBで32Mが適量のよう。

それでもまだエラー出る。しかしこれ以上は増やせない!
ということで1プロセスあたりのメモリを減らすためにapacheのモジュールを外す。

ウェブ開発者のための、1時間でできるLAMP環境構築術(CentOS編) – さくらインターネット創業日記
参考になります。

とりあえずまだPreforkで動かしているので
/etc/httpd/conf/httpd.conf
<IfModule prefork.c>
StartServers 10
MinSpareServers 5
MaxSpareServers 15
ServerLimit 256
MaxClients 128
MaxRequestsPerChild 2000
</IfModule>

と設定して様子見。
KeepAliveはOff。

今のところ穏やか。

古いLinux PC ServerをKVMで救う

依頼が来ました。
「8年ぐらい前に導入したシステムが動かなくなっちゃってなんとかしてくれ」

聞けば中身はWindowsクライアント+Linuxサーバーのシステムで、状況だけ聞くに、サーバー強制終了が多発して、要fsck(ディスクチェック)状態なんだがLinuxワカリマセーン状態なので本当にどうしようもないとのこと。
すでにハードウェアもソフトウェアもサポートが切れており、どんな方法でもいいので継続して使いたいとのことでした。

さて、現場に行ってみると、Linuxサーバーは自作PCで組まれたTurboLinuxのものでした。HDDはARAID99-1000L!懐かしい!
まず、起動してみると十数秒で強制終了。どうもチップセットの冷却がうまくいってないことによるようです。ファンが回ってない。壊れてる。
マザーボードごと取り替えることも検討しましたが、古いマザーボードなので同型も手に入りません。また中古でしか手に入らないのでその後の安定性に不安があり、この線は諦め。

DSC_0787
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Windows Server 2008 R2へ2012のリモートデスクトップCALをインストール

Windows Server 2008 R2でリモートアプリを提供することになりまして、
リモートデスクトップのライセンスが必要になります。
もともとStandardで5ユーザーのCALがあるんですが、リモートデスクトップをadministratorの用途以外で使うとなると、リモート用のCALを足さないといけないんですね。

2008 R2なので2008 R2用のリモートデスクトップCAL 5Usersを探していたんですが、もう売ってないんですねコレ。
調べたら2012用のものを使えるということなので、一応MSに電話して確認を取って購入へ。

しかしRDS CALのパッケージなんてそうそう置いてあるもんじゃありません。
秋葉原でsofmapとヨドバシに問い合わせましたがいずれも取り寄せ。当たり前か。
amazonは奇跡的になぜか在庫があったので買いました。お急ぎ便で即到着。

で、このCALを持ってサーバーへ赴き、役割サービスからリモートデスクトップサーバーをインストールして構成します。
RDライセンスサーバーをアクティブ化したりで、自動では進みませんが、とりあえずできた。

続いてRDライセンスマネージャーを開き、CALのインストールを行います。
オンラインでサクサクーっと……いかなーい!
正しくないと言われる。
2012のCALで2008R2でも動くって書いてあったよね、電話でも言ってたよね、おーい…

rdp-cal-property

仕方ないので電話認証にしました。
BとDとTとか、MとNとか、AとKとか、電話口だとわかりにくいので窓口のおねえさんはフォネティックコードっぽい感じの読みを加えて教えてくれました。

和文通話とフォネティック・コード
普通BはBravoなんですけどBrazilだったりCがCanadaだったり、国名が多かった印象。
MだったらMicrosoftって言うのかなw

rdp-cal-install

そんなわけで無事に認証が通りました。
ネット経由でダメでも電話ならなんとかなる場合もあるんですなー。