頭の悪いパナシ 79 – 引用・批判・マッシュアップのお作法

10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の79回目です。

●マッシュアップかフリーライドか
●You are listening to → http://youarelistening.to/
●初期のニコニコ動画のような他人のコンテンツをマッシュアップするタイプのサービス
●ほとんどの場合既にあるコンテンツ・商売に対して上から何かを勝手に乗っける形になる「食べログ」等
●無断でコメントをつけられた方の怒り、コメントをむしろ利用する人、削除する権利を有償で配る商売
●信頼されるコメント・批評とはなんだろう?あまりにもエネルギーが必要な「批判」行為

ジングル・告知ボイス:宇宙★海月
キャラクターアニメーション:ガしガし

ネット時代だからこそサービスとサービスを掛け合わせるマッシュアップという手法がありますが、
この話を詰めていくと、批判・批評の世界にすごく似ているなぁと思いました。

世に作品や言葉を送り出した以上は、
それに対する反応・批判・批評・引用・再利用・パクり…等々が発生することは、
止められないことであると思います。
(一部は法律などで規制している部分もありますけど)

そこに悪意のある使い方が入ってくると、
止めてほしいと思うだろうし、規制したくなる気持ちもわかります。

だから、自由にそういう活動を継続するためには、
悪意を持った使い方を、排除とは言わずとも、
自然とみんながしなくなるような方向性が必要になるんでないかと。

リスペクトを持って接する、とか、そういう感じなんですけど
強制力がないものだから、これがまた難しい。
空気とか雰囲気とか、マナーとかの領域になってくる。

数々のサービスやコミュニティでこういうのが生まれていると思うんですが
盛り上がる盛り上がらない、褒める指向、けなす指向、…
どこでどうなってこうなったんでしょうかねぇ。

11/1(水)21:00~原宿ソラトニワ出演 #ingress #soraxniwa

【番組情報-原宿】Ingress Supernova Station ソラトニワ | soraxniwa

11月1日(水)は寿司の日!じゃなくて、ソラトニワ原宿でIngressラジオの日!
私、出演しますので現場押しかけ冷やかし応援を歓迎します!
何の話をするのかって、Ingressの話です。今週末はEXO5大阪アノマリーなので。

現地で観覧の方はこちらへ
ソラトニワカフェ&イベントスペース原宿(Google Maps)

ラジオ自体はネットでも聞けますが、Flashプレーヤーが必要なので
Flashが使える環境でどうぞ。
インターネットラジオのソラトニワステーション原宿、銀座、梅田の再生ページです。 ソラトニワ | soraxniwa

前回出たときの様子はこんな感じでしたが、さて今回は…

頭の悪いパナシ 48 – ゲームが人類の可能性を拓く? #AgentOlympiad #Ingress

10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の48回目です。

●位置情報ゲーム「Ingress」のお話
●閉園後の富士急ハイランド(貸切)で園内のみのIngress場所取り合戦イベントに参加
●30対30 4時間の最先端鬼ごっこ
●基本的にスムーズにいったけど(笑)
●当日は普段のIngressと違って限定的な連絡しかとれないようになっているのに
●なぜか遠くにいる人達タイミングのあった行動が起きる
●顕在意識と潜在意識とか、集合的無意識、シェルドレイクの仮説とかつい考えちゃう
●サインを取り合っていない多人数で一斉に「スイッチ」が切り替わる?
●これは超限定的なシチュエーションを作らないと中々起きないし、ちょっと証拠はとれそうにないかも

ようやく話題に出しましたIngressですが、
まぁ、そんなゲームの中でもいろいろ考えちゃったという話です。

Ingress関係なく、夜の富士急ハイランドってだけでワクワクしました。

リサとガスパール

艦これコラボ中でしたので瑞雲など

iPhoneを与えられ、自分のスマホは取り上げられ(この後、袋に入れて封印)

Ingressには一応ストーリーがあり、
プレーヤーは「エージェント」を演じる、ロールプレイするわけです。

当時の様子はニコ生で放送されました。
プレミアム会員は無期限に見られるようです。
【Ingress】#AgentOlympiad – JUN.24.2017(日本語版 – Japanese) – 2017/06/24 20:00開始 – ニコニコ生放送

ストーリー上の人物、司アキラ少佐(白衣の研究者)による発表。
Enlightenedが勝利、うしろの観覧車が緑色に光りました。

ユングの集合的無意識と、シェルドレイクの仮説についてはWikipediaに投げっぱなしにしておきます。

集合的無意識 – Wikipedia

シェルドレイクの仮説 – Wikipedia

あと、
集合的無意識から解決に向けた相互作用を伴った動きみたいな感覚は、
U理論に通じるモノがあると思います。

U理論とは | U理論の普及と実践の機会を - 【PICJ】プレゼンシングインスティチュートコミュニティージャパン

実生活でもそうですが、ロールプレイの良いところは、
シチュエーションを限定することで、
あるいはリアルから切り離すことで、
自由な新しい発想や可能性を試せるところだと思います。

そこで得た能力を、今度は実生活に戻して応用することで
人間が成長できたりするんじゃないのかなーと。

トーク中にはスイッチが入るという表現をしましたが、
チームスポーツで「ゾーンに入る」みたいな表現をされる領域と近いか同じかで、
そういう体験を、ゲームとしてできるということは、
今後とても有用な方向に行く可能性があると思います。VRもあるしね。

頭の悪いパナシ 24 – 俺にもできると真似たつもりが

10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の24回目です。

●今回は全部beatmania CompleteMIX2 (2000年)の話です
●DEPROGRAM MAN/DOCTOR SのANOTHER REMIXシリーズのあの衝撃
●影響されすぎて去年DJ TECHNORCHは「ANOTHER MIX」をリリース
●あらゆるジャンルにおいて「これなら僕にも出来る」と思わせる作品の大切さ
●でもやってみるとそう簡単にそうはならないという事実

※DJ TECHNORCH / ANOTHER MIX https://youtu.be/-3oWpCMQ1bc
※特にDJ TECHNORCHが驚愕したANOTHER MIXは「PARANOiA MAX/SUPER HIGHWAY/CRYMSON/HELL SCAPER等…」
※DJの歴史本 「そして、みんなクレイジーになっていく―DJは世界のエンターテインメントを支配する神になった」 https://www.amazon.co.jp/dp/4938456648/
※世界最初のハウス Jesse Saunders / On & On https://youtu.be/Z-sspvjxMo0
※これなら僕にも出来ると思わせるハードコア RTS / POING https://youtu.be/77vEjgjQRe4
※オタク系ガバの誕生 The Shapeshifter / We Love Lum https://youtu.be/M6rKm7nXj7I

五鍵を推進する運動と護憲運動をかけた同人誌はDDR残侠会から出てました。
護憲運動って言ってたのは町田メガネさんですね。秀逸です。

3:18くらいからの「当時、インターネットで席巻していたリミックス、アナザーを作りました」のあたり、
なんか違和感がありますねw
…あとはご想像にお任せします。

荒削りで大ざっぱに見えるけど、実は繊細に組み立てられていたbeatmania初代(~7thまで)の楽曲、
どれも未だに好きですねぇ。

あの荒削り感が、「俺にもできるよ!今度やってみるね!」といろんな人を
(作曲のみならず多方面に)動かしたかと思うと
なんだか偉大な存在だった気がします。

音ゲーに限らず、たまにそういうの、あると思うんだよね。

(脱線)
beatmaniaはDJという概念にもかかわらず鍵盤を叩く、そのへんが「ニセモノじゃん」感があったのですが、
beatmania以前に、the prodigyのLiamがライブステージで、キーボードでキックを叩いているシーンを見ていて、
まぁ別になんでもいいんじゃなーい、と思っていたのが、beatmaniaを肯定する材料だったかな…

(さらに脱線)
キーボードでドラムを叩くといえばdommuneでの小室哲哉!流血してまでやってましたね。すごかった。

スマホ向け一鍵盤ゲームとして猛烈にオススメしたいのが、Steve ReichのClapping Musicです。

Steve Reich’s Clapping Music » Improve your rhythm by learning how to perform Steve Reich’s Clapping Music.

題名のない音楽会のジングルにも使われてるあの曲ですよ!
iOS用しかないのががっかりですが、やってみる価値はあります。

頭の悪いパナシ 23 – 懐古主義でもいいんじゃない

10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の23回目です。

●青春時代に聴いた音楽の感動に、中々今聴いた音楽の感動が追いつかない話(→懐古主義)
●(DJをしていたり作曲をしているのなら)最新曲の曲を聴いていなければいけないのではないかという罪悪感
●秋葉原トラタワでbeatmaniaIIDX最新とComplete Mix 2が並んでいて百円しかなかったらComplete Mix 2をやってしまう
●最新ゲームの方が難易度もチュートリアルも非常にハードルが下がっているはずなのに、異常な高難易度・無説明でもファミコンゲームの方に惹かれる魔力

青春時代の感動が一番大きくて、その後があんまり感動しない感じがする問題。
これはもっといろいろ議論があると思いますが
「原体験」って言われることも多いですね。

それと、後から得た感動については、感動の理由を説明できるような素地ができているので、
理由なしに感動した「原体験」とは別のものになってるんじゃないかなぁと思います。

過去を知ることが、未来を創る

っていうのは、ある程度当たってると思うんですね。
過去がそのまんま未来につながるわけじゃなくて、
過去を知ることで得られた素地、知見が、未来を創る力になっていくということで。


(画像は、過去ですが、あんまり原体験ではないかもしれないな…)

最新を全部追いかけ続けるのは、疲れるんですよねw
だいたい全部追いかけようという時点で破綻してます。
人間の時間は誰にも1日24時間、1440秒しかないんですからね。

だから、最新のあたりを追っているのが好きな人で、
自分がそのアウトプットが好きだな、という人を追いかけるというのは
情報入力のフィルタリングとして、有用だと思います。

これが、その人を「フォローする」ってことなんでしょう。

そういう意味では、貴重な10分を使ってこの番組を聴いていただいて、
ありがとうございます。

Nintendo DSを買って一番遊んだのは、GBAのメトロイドでしたw
ああ、今だと3DSやWii Uでダウンロード版があるのかー