秋葉原が見える某所からオンライン配信イベントを行って1ヶ月ちょっと経ちました。
■秋葉原を夢見るパラダイスレイディオ Vol.1|秋葉原パラダイスレイディオ|note
いろいろあって後回しになってしまいましたがプレイリストです。
CLONES 4 (B)
run rabbit junk - (攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX)
Voodoo People (DUST BROTHERS Remix) - The Prodigy
Know Your Enemy - Rage Against The Machine
Their Law - the prodigy
Walk A Mile In My Shoes (Tiga mix) - Coldcut featuring Robert Owens
Red City Original Mix - Save The Robot
cowgirl - underworld
Out Of Play (Original Club Mix) - UMEK, Beltek
Know Your Enemy - FIREWORK DJs
Bad Guy (Middle-D Remix) - Billie Eilish
Seratonin Sunrise - Man With No Name
Taiyo (Chakra remix) - Prana
Pyrotek Medley - hizmi
考え込みすぎに対して技術が追いつかず、結構なバラバラ具合になってしまいましたが、開催日の10月18日当時、私の中では大阪市廃止の住民投票と、米大統領選と、コロナ禍・経済危機に対して無力な政治と、あとは前年から続く消費税10%の影響が渦巻いておりました。そのへんをなんか入れられないかと思って、手持ちのライブラリからThe Prodigy、Rage Against The Machine、Coldcut、Greenday(これはカバーで)を引っ張り出しました。プレイ中に伝わらないだろうなーと思ったので、以下に書きます。
Rage Against The Machieと言えば「ナゲット割って父ちゃん」の空耳が有名になった『Killing In The Name』ですが、これ、1992年のロサンゼルス暴動について疑問を投げかけた歌です。空耳とのギャップを受け止めて味わっていただきたい。
で、この『Know Your Enemy』ですが、「開く格差、富裕層が牛耳る世界を否定するために知るべき敵は、自分の中の無知だ」みたいな歌です(上のLA暴動も含めてもっと言ってるけど)。
The ProdigyのTheir Lawは、明示はされていませんが、時代背景的に1994年のイギリスでのクリミナル・ジャスティス法(反復するビート、すなわちテクノを禁止し、レイブを取り締まる法律)について中指を立てています。
元はJoe Southの歌で、Elvis Presleyもカバー、そして当日はColdcutのカバーのTiga remixをかけました。タイトルのwalk a mile in my shoesは英語のことわざで、「俺の靴を履いて1マイル歩いてみろ」=「相手の立場になって物事を考えてみろ」というような意味。
元歌は結構明るめのフォークソングみたいな感じなのが、Coldcutになると不穏な雰囲気に一転。元歌は個人間の話をイメージしてるような気がするんですが、ColdcutはMVで戦争や紛争をテーマにしています。
Green Dayの『Know Your Enemy』もまたRage Against The Machineと同様に、支配に対して無知であること、静観していること(声を上げないこと)こそ「敵」であると歌っています。
当日はFireworks DJsによる4つ打ちカバーをかけました。
そんなわけで、政治・社会問題に対する歌は結構あるもので、私がワイワイと盛り上がるだけの音楽を流す気分ではなかったというのもあり、少ない曲の知識でこのへんをかけてみました。 #akipara の趣旨と離れてしまう感はありますが、国民経済あってのサブカルチャー、秋葉原だぜ?ってことで、考えるきっかけになれば幸いです。