「未来を選んで掴む」なーんて書くといきなりスピリチュアルぅ~な方向ですが,まぁそこまで大層な話ではありません。
一歩を踏み出せない = 今を手放せない
この図式,反転してみると,
今を手放せる = 一歩を踏み出せる(準備ができている)
ということになりますかね。
—–
「これをやれば,あなたも○○になれます」
みたいな話がよくありますよね。詐欺っぽいんじゃないのーと敬遠する気持ちもわかりますが,やるとやらないとでは大違いです。
やらなければ何も得られません。
やってうまくいけば○○になれます。
やって詐欺だったら詐欺に遭った経験が得られます。
このとき,やってみるリスクがゼロに近ければ,それはやってみるべきなんじゃないでしょうか。
—–
とある遅刻常習犯の若者との会話。
提案「待ち合わせに間に合うように,ちょっと早めに行って時間を潰しているのが確実じゃない?電車の遅延なんかもそこで取り戻せるし」
応答「自分は喫茶店で一人で何かする(本を読んだりヒマつぶしたりする)のができないんですよ」
できない,やらない理由が先に出て,新しい行動を取ろうとしない。
もしこの待ち合わせがとんでもない巨額の商談だったとしても,先に現地入りする行動は取らないんでしょうか。
「死んだ親父の遺言で喫茶店には入るなって言われてるんです」…だったとしても,別の遅刻回避行動は取れますよね。
—–
望む未来に近づくためには,行動することが重要で,それはだいたい自分を変えていくことと同じです。
今までやってなかったことをやるわけですから。
今こうしていても時間は過ぎていき,世の中は動いているのに,かたくなに自分は変わらないことを選択する。
変わらないことで望む未来に近づけるのなら良いのですが,本当にそうでしょうか?
変わらないと思っていても体は老化しますし,まったく同じに維持はできません。実は変化していっているわけです。
なので,どうせ変化するんだったら望む未来に近づくような行動を取っていったらいいんじゃないの,と。
—–
「そんなこと言ったって自分にはできません!」
そりゃまぁ,できないと思ってることはやらないでしょうから,結果としてできないでしょうね。
でも完全にこなせる必要もないわけです。失敗したら失敗したことから学べばいいわけですし,妙に失敗を恐れてしまう感じの人を多く見かけます(自分もかつてはそうだったと思いますし今もそういうときがあります,反省)。
行動できるようになるために,自分の行動を阻止してしまうバリアについて,知っておくことが重要だと思います。
(1) 自分を変えるのは「たいそうなこと」だと思っている
(2)「カンペキ」に変えなければ、変わったことにならないと思っている
(3) 変えるプロセス、変わる自分を人に見られたら恥ずかしい
(4) 本音は「変わらない自分」の方が楽だ
■「ダメなワタシ」を変えるための“はじめの一歩” [ストレス] All About
この場合、「長期的な視点」をもっている自分の方が、より刹那的な自分の声よりも理性的で、より多くのメリットをもたらします。しかしそうした理性的な「私」の声は、より短期的で声の大きい「私」を前にして常に劣勢の戦いを演じしまいますので、(略)
■どうしても自分を変えられない:自己変革を妨げる「私」のなかの「私たち」 | Lifehacking.jp
人生は常に選択の連続です。他のオプションがどういうことであるか理解もせずに,これまでと同じ選択をし続ける,それでいいんでしょうか。
trainspotting見たくなってきたな…