nginx + php-fpm の環境。
最近はドメインのトップからWordpressのようなシステムを置くことが増えたので
fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $document_root$fastcgi_script_name;
で良かったのですが、
URI上の一部分を別のディレクトリに置いていたりするパターンでは、rootの定義し直しではなくてaliasを使ったほうがよさげらしい。
しかしaliasにしてしまうと不都合もあるようで
server {
server_name example.com;
listen 80;
root /var/www/example.com/;
location /somepath/ {
alias /var/www/somepath/;
index index.php index.html;
location ~ \.php$ {
fastcgi_pass unix:/run/php-fpm/www.sock;
fastcgi_index index.php;
# fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $document_root$fastcgi_script_name;
fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $request_filename;
fastcgi_param PATH_INFO $fastcgi_path_info;
include fastcgi_params;
}
}
}
example.com/somepath/hoge.php をリクエストすると
$document_root$fastcgi_script_nameの場合 /var/www/somepath//hoge.php が渡されちゃう。スラッシュが2重になってしまうのでalias下では使えないことに。
$request_filenameの場合 /var/www/somepath/hoge.phpが渡る。こちらは望み通りの結果。
じゃあalias下じゃなくても$request_filename使えば良いのでは?と思って試した結果、
example.com/fuga.php のリクエストに対してどちらも /var/www/example.com/fuga.php となった。
大本がどこからのコピペだったか忘れたが、$request_filenameで良さそうだ。ただしrootとかaliasとかindexがしっかり定義されている文脈に限る。
rootのときは最後の/を調整してくれるけどaliasではしてくれないあたりからの違いってことか
参考
■落とし穴とよくある間違い | NGINX 日本語訳
■nginx $document_root$fastcgi_script_name と $request_filename の違い – Qiita