頭の悪いパナシ 62 – 言葉の端から余計な気苦労しちゃう系

10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の62回目です。

●「8時に3人ぐらいで予約したいんですけど」の「ぐらい」とは何なのか
●「ちょっと身内に不幸がありまして」の「ちょっと」はどこを修飾しているのか
●この場合の「ちょっと」は英語でどう書けるのか、しかも「どうぞ宜しくお願い致します」を英文で書けない
●「こちらコーヒーになります」の「なります」
●「普通に」「~系」「ダメじゃん」「っぽい」はいつ誰から始まったのだろう
●「いいよ(肯定)」「いいよぉ(否定)」

キャラクターアニメーション:ガしガし

「3人ぐらいで予約したい」という言い回しに、
「あとで人数が変わるかもしれない」ことを含ませるより、
素直に「3人で行きますがあとで1人か2人増えるかもしれません」と言えばいいんですけどね。

増える見込みがなくても「3人ぐらい」って言っちゃいますけどねw
我ながらはっきりしろ!と言いたい。

「なります」については、過去に自分のblogで書いていた内容の掘り起こしですね。

成増になります | Nacky – Snowland.net

でもやっぱり気になるんだよ!

「~系」については、生物学の分類だとか、天文学だとかで使われていた話ですが、
人々について考えると、「おたく族」が「アキバ系」になるまでの流れを考えると面白いですね。
まぁ、太陽族、みゆき族、竹の子族、クリスタル族…いろんな族があったわけですが、
一説にはオタク族が最後の「族」だったとも言われておりましたような話をどっかで聞いたな、と。

その後は渋谷系、裏原系など、系に移っていくんですよね。

…この話、昔、茶箱で上野俊哉さんにされたんでしたな、思い出した。

でもこのあと、名称も長くなって、単なる「~みたいな」の代替のような使われ方もしてますよね。
「クラブDJとかにあこがれちゃう系の人」とかね。

単純にひとかたまりに捉えられないから、特徴を列挙してなんとなく絞り込むときに便利なのかもなぁ。

頭の悪いパナシ 61 – 型を極めよ、心を極めよ

10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の61回目です。

●何故あらゆるジャンルの「プロっぽい」動きを、私達はカッコイイと感じられるのか
●DJスクラッチ・カンナ引き・居合・投球フォーム・調理・その他
→ロクに仕組みもわかっていないコツも知らないジャンルの「プロっぽい」動きが素人のソレよりも大抵「カッコよく」見えるのは何故だろう
●格ゲー世界戦EVOに現れたPC KEYBOARD格ゲー・プレイヤーの動きすらカッコよく見える謎
●人間には実は美意識という審美眼があり、本能的に機能的な動きを見分けられる能力があるのだろうか
●最近はDJっぽい動きの代表がスクラッチから「すしざんまいのポーズ」に移りつつある

キャラクターアニメーション:ガしガし

プロフェッショナルというか、達人の技というのには
型と心の両方が備わっていて、
それを学ぶ人は、型から入る場合もあるし、心から入る場合もある。
どっちかが完璧になってからもう片方に行くのではなく、
型が心をひっぱり、心が型をひっぱるような、
相互に補完し合って伸びていくものである。

…みたいな話、ありますよね。

で、型が完成されている分野だったら、大多数の人はその型に倣って学び、
やがて心を完成させていくわけですが、

「型破り」という言葉のとおり、型を破って新しい分野を拓く人もいるんですよね。
でも型破りで成功する人は、型を知ってるわけで、
型を知らずに型破りということはなくて、型崩れというか、なんにもできないわけです。

型のほうはみんなが極めていく打ちに精錬されてきているので、
たぶんみんなカッコイイんだろうなぁと思います。

そもそもカッコイイって何に規定されるんでしょうねぇ。

すごい
強い
上手
うまい
すばらしい

みたいなので、自然にカッコイイが規定されていってるんだろうか…

だから、みんなが絶賛する→かっこいい(可能性が高い)ということだろうか…

か?

頭の悪いパナシ 60 – 文化には摩擦がある

10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の60回目です。

●COOL JAPAN戦略には日朝アニメからコミケ同人誌、のどこまでが包括されているのかわからない
●外国人から見る映画化されたアニメと、現場(最先端?)のコミケ同人誌の内容のギャップ、性表現が切っても切り離せない
●ロリコン表現・恥じらい表現は責められると、それをTV顔出しで反論出来る人がほぼいないので言ったもの勝ち
●アメリカのポルノは、女性が行為を「完璧に肯定」している必要があるので「楽しげな音楽・笑顔・YES!!」までワンセット
●アメリカは共和党がコミック規制を行ったのでスーパーヒーローコミックは極端に増減することになった
●でも「昔からジャンプはこのぐらいエロかったし俺達はそれで真っ当に育ってきたから大丈夫」は、実は単語を「体罰」で入れ替え可能なので厳しいかも

キャラクターアニメーション:ガしガし

この件のネタは下記のニュースなんかも読んでおくと良いでしょう。

日本の「児童ポルノ」漫画所持で逮捕 欧米では「可能性十分あり得る」 – ライブドアニュース

↑カナダみたいに法律で決まっちゃってると、なんか国として
「お前らの文化を認めないぞ!」って言われてる気がしないでもないですね。

エロ漫画にも表現の自由を 米・変態ポータルがNPO加入で決意表明 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

↑アメリカでは認めてよ!という団体もあるんですけども。

自国ではあまり認められていない文化が好きになったので、
現地の文化に入り込みに行く、という行動は、

現地に行く分にはいいんですけども
現地から持ち帰るときに問題が起きたりします。

病原菌みたいに、明らかに人類に有害なものを規制したりするのは、わかる。
生態系の維持のために、植物や肉類を持ち込まないのも、まぁわかる。
文化の維持のために、コンテンツを持ち込ませないのは…あれ?

戦争をしている国が、
相手国に「自国の文化はいいよー、いいよー」という情報を流す
みたいなシチュエーションを思い出します。

ある種、常に異文化交流は摩擦があって当たり前なんですなぁ。
逆に、固有の文化は無理矢理国際化する必要がないんじゃないかとも思えます。
郷に入っては郷に従え、を国際的な場面でも実践するとかね…

頭の悪いパナシ 59 – 月200万

10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の59回目です。

●日本のアニメマンガ・アートに影響を受けたイラストレーターさん達が海外に沢山いる
●彼らの大半が行っている「パトロン制」のサイトには実に月200万円(売上ではなく固定給)を稼いでいる作家がいる
●しかもこれは頂点の作家だけの話ではなく、日本で言えば中堅画力レベルの作家さんにも月10万円程度がザラ
●日本人が1枚1万円で絵を依頼すると本気で「スパム」だと思われ海外作家さんに無視される時がある
●それと同時に流れてくる日本人イラストレーターさんの「またタダで描かされそうになったよ〜(笑)」のツイート
●元々は日本のスタイルの影響から産まれたはずなのに、この差はどうしてなんだ!?

大海原で漠然と釣り竿を垂らすより
腹を空かせた魚がわんさかいる釣り堀で釣り竿を垂らす方が
圧倒的に釣れる。

ってことのような、そうでもないような。

ただ稼げればいいってわけじゃないんですよね。そりゃーね。
でもこれで稼ごうと思ってるんだったら金は欲しいですよね。そりゃーね。

兼業で、サラリーマンとかバイトとかしながら作品を作っている人は
いつかコレで売れたいと思っている人もいるでしょうし、
私はコレで売れてはいけない人だと思っている人もいる気がするんですね。

でも、そんなことはなくて、売れるところ、金出してくれるところに対して作品を出せば
収入になっちゃう時代というか仕組みがあるんですね。

10円ずつ払ってくれる人を1,000人集めても1万円ですし
1万円払ってくれる人を1人見つけても1万円ですもんね。

でもなぁ、自分(の作品)に値段をつけるのって、難しいもんね。
市場感もあるし、自分の自信もあるし、ねぇ。

パトロンが成り立つ世の中に変化していくのを待つも良し、
自分で変えていくも良し。

頭の悪いパナシ 58 – 数字に数字以上の意味はない

10分トーク『Nacky × DJ TECHNORCH – 頭の悪いパナシ』の58回目です。

●中国には組織的にイイねを押しまくる仕事がある
●新人アイドルへファンが「実力不相応でみすぼらしい」と気を使って組織的にフォローしてくれる話
●一番有名な格ゲープロゲーマーと出始めのYoutuberのフォロワー数が同じ
●強めの言論に対する「で?誰?」という反論には「有名じゃない人の意見は…」という言外の…
●フェイクニュースを判断する際、発信者のイイねとフォロワー数は決してバカにできない要素
※フォロ爆は正確には「フォロワー爆撃」だそうです

キャラクターアニメーション:ガしガし

これは改めて振り返ると、私も日常よくやりがちな「頭の悪い」ことなんですが

フォロワー数という単なる数字の「事実」に「思い込みで」勝手に意味をつけてしまう

という行為ですよね。

しかも、ほかの人もたぶん同じように考えてるよね、と「思い込みで」勝手に共通化している。
世の中のスタンダードを自分が決めちゃってる瞬間です。

もちろん、ある程度は当たっているんでしょうけど、

所詮は単なる事実の数字

なんですよ。

一喜一憂するぐらいならほっとけばいいのに、
でも、気になる、そのために行動しちゃうw

その効能の1つとしては、やはり「行動を起こす原動力になる」ことがある、ということでしょうか。
何か数字を伸ばすためにがんばったり、しますよね。
経済的合理性で見て見合わなくても、やりたくなっちゃったから、やる。
これはこれで人間的で楽しいことだと思うんです。

しかし反対に、デメリットとしては、達成できなかった時のがっかり感もあります。
目標に縛られて我を失う、みたいな感じ。

だから、楽しいな、と思うならやればいいし、
つらいな、と思うならやめればいいんじゃないかと思うんですね。

あと、他の人がなんだか無駄なことやってるなぁーと思っても、
本人が楽しくやってるなら、許容してあげればいいと思います。

ああ、フォロワー数で戦闘力が決まってる人たちもいるんだなぁ、って
眺めてればいい。

それにしても、人々は情報の発信者に権威を求めがちですよね。
立場のある人の声はなんか響く「気がする」し、
マスメディアに出てくる人、有名人はすごいことを言ってる「気がする」し。

マスメディアは、人気や視聴率を含め、そういう権威を勝手に作ってくれる装置だった気がしますが、
インターネット、SNSにおいても何かしらそういう「数字」を追い求めてしまうんですかねぇ。

☝( ◠‿◠ )☝ 「たったの45EXPか…ザコめ…」